今回はサロンのインテリアについて考えてみたいと思います。
アジア風やハワイアン、シンプルなものなど様々なスタイルがありますが、お店の雰囲気を大きく左右しますので、最後までお付き合いくださいね。
サロンのテーマ
サロンのテーマは何かをはっきりさせておくと便利です。
たとえば、ハワイアンをテーマにしたサロンだったら。集客のためのチラシを作ろうとしたとき、使う色や素材、写真はハワイを連想させるもの使うでしょう。好きな色だからと言って黒などのシックな色合いで作ると、出来上がったチラシはどこのサロンのものなのか分かりにくく、そのチラシを持って来店したお客様は実際のサロンとの違いにがっかりされるかもしれません。
統一したテーマを持っていると、そのうちお客様にハワイといえばサロンのように、テーマ=サロンと思い出していただけるようにさえなるでしょう。
イメージいろいろ
サロンに使われるイメージとしては、大きくわけると、ナチュラル、アジアン、ハワイアン、ゴージャス、シンプルの系統に分けられます。このイメージに合わせて、ナチュラルであれば、木目調のものや自然素材の生地を使ったもの、色はベージュやブラウンを基調とするというように決めていきます。
どのイメージをサロンのテーマにするのかは、トリートメントの内容に沿っていることと、何よりセラピスト自身の好みであることが大切です。一番サロンに長くいるセラピストが居心地の悪い中でお客様にリラックスしていただくのは難しいでしょう。
自分の好きなテーマであれば、インテリアを選ぶときもツールを作成するとときも迷うことなく楽しく選ぶことができます。
サロンのインテリア
店舗を構えていなかったとしても、インテリアはとても大切です。
必ず用意しなければいけないベッドやリネンといったものも、すべてインテリアの一つになります。窓辺の棚だけ飾るのではなく、部屋全体、サロン全体がインテリアの一部と考えるようにしましょう。
お客様がくつろぎやすいようにサロンの入口からサロンのテーマで統一します。
インテリアのテーマにどんなふうに統一していいのかわからない場合には、多くの面積を占めているものから考えます。また、ポイントとなるインテリアを一つ決めたら、そのほかは極力プリントや柄のない無地を使い、色を合わせていくと雰囲気を合わせやすくなります。
清潔感
お客様の目に触れる範囲は常に整理しておきます。
意外と細かなところまで目につくものです。インテリアの小物も、ごちゃごちゃと沢山置かないこと。事務的な作業に使っているファイルもしまわないのであれば、背表紙をすべて揃えるなどの配慮をします。できる限りトリートメントに関するもの以外は見えない奥へとしまってください。特に自宅にサロンを構えている場合には生活感が出ないようにします。
また水回りも常に気を配りましょう。サロンでも自室でも、お客様が使う箇所は、きれいにしておきます。朝掃除したからと思っていると、そのあとスタッフやお客様が使用した後で他のお客様がお使いになるかもしれません。常に清潔にしておくようにします。
いずれにしてもお客様に快適にリラックスして過ごしていただけることが大切です。お客様としての視点を持って考え、サロンをリピートしてもらえる理由となるようなインテリアを目指しましょう。