なんだか熱っぽい、なんとなくだるい、頭痛がする。 コロナか?風邪か?と疑いたくなる症状です。こういった症状は脱水を起こしていることでも起こるので、注意が必要です。
体に含まれる水を「体液」と呼びます。体液は、身体の約 60%を占める水分とミネラルなどで構成されています。 この水分とミネラルの一つであるナトリウムが何らかの原因で不足するのが脱水症です。 私たちは日々無意識に水分を失っています。目に見えている発汗のほかにも、体重 50kg の人で 1 日に 1L を失っていると言われます。気温上昇や乾燥、風邪などでも更に水分が失われます。
水分とミネラルが失われると
水分とミネラルが失われるとウィルス感染のような症状が出るのは、血液の半分以上が水分でできているからです。水分が少なくなると血液も減るので、私たちの身体が正常に働くための酸素や栄養素を届けることができなくなります。
最近は脱水には経口補水液を、というのが定番になってきました。この経口補水液を摂取することで、脱水症なのかウィルス感染なのかという判断がつく可能性があります。脱水の場合には、経口補水液をゆっくりと飲み、安静にしていることで落ち着いてきます。もちろん発熱した際も水分は失われているので、ウィルス性の疾患だったとしても経口補水液を摂るのは適切な処置と言えます。
脱水を予防するために
脱水を予防するためには、普段からこまめな水分の摂取が必要です。またビタミン不足も悪影響となります。暑さによる疲労をためないように、ビタミンB1やビタミンCを日頃からしっかり摂取してください。ビタミンBはB群として一緒に摂ることで効果が出るのでB群として摂ることをお勧めします。また、栄養を身体中に運んでくれるタンパク質も必要になるので、ぜひタンパク質とビタミンを一緒に摂取してください。