アミノ酸とは、タンパク質を構成する有機化合物のこと。
一番小さな分子の状態がアミノ酸、数百個が合成されて
タンパク質となります。
アミノ酸がなければ、タンパク質は合成することができません。
ちなみにタンパク質とプロテインは同じものを示しています。
アスパラガスの芽からアミノ酸がはじめて発見されたのが1806年。
そこから1935年までの間にたんぱく質を構成するアミノ酸が
次々発見されました。
タンパク質は、約20種類のアミノ酸で構成されています。
そのうち、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、
フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリンの
8種類のアミノ酸は、体内で合成することができません。
そのため食事から摂取する必要があり、必須アミノ酸と呼ばれます。
小さなお子さんは、ヒスチジンを含めた9種類のアミノ酸が必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は、ひとつでも欠乏すると、成長に支障が出ると言われます。
必須アミノ酸が揃っている必要があるのは大人の私たちも同じです。
必須アミノ酸がすべてしっかりと揃っていることで、
アミノ酸全体がうまく働いてくれます。
一つでも必須アミノ酸が摂れていないと、その足りない
アミノ酸に合わせてしまう性質があるので、
結局タンパク質が摂れていなかったということになります。
すべての必須アミノ酸が揃っているかどうかの目安がアミノ酸スコア。
すべて揃っていると100点になるスコアです。
例えば卵は100点、白米は60点程度と言われます。
食品からタンパク質を摂るときは、
多くの食材を組み合わせることが大切になります。
また、サプリメントでタンパク質を補うときには、
必須アミノ酸の種類がどれだけ摂れるのかをチェックしてください。
せっかくプロテインを購入したのに、
効率よくタンパク質を摂れていないということがあります。
必須アミノ酸を忘れずに確認しましょう。